シュークリームをもっと手軽に。チョコシューを作ろう!

手作りするお菓子にはケーキやクッキーなどいろいろな種類がありますが、中でもシュークリームの皮はスポンジケーキと同じくらい『膨らまない』失敗をしやすいと言われています。

私ももちろん経験済み(笑)。

何度も作るとわかってくるのですが、シュー皮をしっかりと膨らませるには『よく混ぜる(でも練らない)こと』『卵の量』がポイントになってきます。

だから、生地を混ぜながら溶いた卵を少しずつ加えて様子を見ることがとても重要。混ぜていると生地がどんどん重たくなってきて手がだるくなりますが、そこは我慢です! 頑張って混ぜましょう。

さて、今日ご紹介するシュー生地には砂糖を入れません、卵も塗りません。砂糖が入っていないと少しくらい焼き過ぎても焦げないし、卵も塗らなければ焦げません。

好みの問題ですが、シューアイスを作る場合は砂糖なしが絶対おすすめです。

レシピ

材料(3〜4cmサイズ約15個分)

<シュー皮>

  • 牛乳・・・50ml
  • 水・・・50ml
  • バター・・・50g
  • 薄力粉・・・60g
  • 塩・・・小さじ1/4弱
  • 卵・・・2個(余ったらシュー皮の表面に使います)

<チョコカスタードクリーム>

  • 卵黄・・・2個分
  • グラニュー糖・・・50g
  • 牛乳・・・120ml
  • コーンスターチ・・・大さじ2(薄力粉でもOK)
  • 板チョコレート・・・20g(ミルクチョコレートを使用)

作り方

  1. 鍋に牛乳・水・バター・塩を入れて火にかけ、沸騰させます。バターを完全に溶かしてください。
  2. 沸騰したら火を止め、前もってふるっておいた薄力粉を一気に入れて木べらで混ぜます。熱いうちに混ぜてください。全体が混ざったら再び火にかけます。
  3. 混ぜているうちに、鍋はだからつるんと離れるようになります。これでOK。火から下ろします。
  4. 次によく溶いた卵を少しずつ加え、その都度木べらでよく混ぜます。初めはなかなか混ざらず「なにこれ?」と思うかもしれませんが、しつこく混ぜてくださいね。卵が生地に混ざったらまた加えるを繰り返します。
  5. 卵は2個分を5〜6回に分けて加えてください。卵の大きさで分量が変わるので、最後の方は少しずつ加えるのがポイントです。生地の出来上がりの目安は、木べらで生地をすくって上から落とし、生地がストンと落ちたあと木べらに残った生地が逆三角形になるといい感じです。固めだとボタっと落ちて木べらにあまり生地が残りません。反対にゆるいと逆三角形が長くなり二等辺三角形っぽくなります。
  6. でき上がった生地を絞り出し袋に入れて、オーブンペーパーの上に間隔をあけて絞り出します。このとき、絞り出す口金を垂直にしてオーブンペーパーからあまり浮かさず、なるべく空気が入らないように絞り出すときれいに膨らみますよ。
  7. 残った卵液があれば、刷毛を使って表面にぬり、フォークの背で中央を平にします。(私は面倒なのでフォークに卵液をつけ、表面を平にしつつ卵もつけちゃっています!)全部使っていたらぬる必要はありません。
  8. 180℃に予熱しておいたオーブンに入れて15分焼き、170℃に温度を下げてさらに20分焼けばシュー皮は完成です。(途中で庫内の温度が下がらないよう、絶対に開けないこと!)もしシューのサイズが大きければ、170℃30分焼いてください。
  9. 次にカスタードクリームを作ります。鍋に卵黄とグラニュー糖を入れ、泡立器で混ぜます。混ざったらコーンスターチも加えてよく混ぜます。
  10. そこに牛乳を入れて混ぜたら、弱火にかけます。とろみが出てきたら細かく割った板チョコレートを加え、沸騰するまで混ぜ続けます。
  11. でき上がったらバットなどに移してすぐにラップをぴっちり貼り、そのまま冷まします。
  12. 冷めたクリームを絞り出し袋(口金は細いものがベスト)に移し、焼けたシュー皮の底から入れれば完成です!シュー皮の底は爪楊枝などで先に穴を開けておくと入れやすいですよ。

パクッとひと口でも食べられるサイズは、たくさん作って積み上げて『クロカンブッシュ』にしても楽しいですね。(かなりの数が必要になりますけど・・・苦笑)

シュー皮は焼いたあと、冷凍保存も可能です。たくさん焼けたらジップロックなどに入れて保存してください。