おつまみに“グジェール”を焼く

世界にはいろいろな食べ物があって、小さい頃は塩味のシューなんてこの世にあるとは思っていなかった・・・。

大人になって知ったフランス料理のグジェール。これがワインによく会うおつまみなんですよ!! だから大好き(笑)。

グジェールって?

グジェールは、フランスのブルゴーニュ地方の郷土料理のひとつで、簡単に言うとチーズ(グリエールチーズなど)が入ったシュー皮のことです。基本的に中は空洞のままいただきます。

ワインのテイスティングやアペタイザーとしてよく食べられているので、決してシュークリームのように直径10cmもある巨大サイズでは焼きません(笑)。だいたいはひと口で食べられるサイズで焼かれます。

今日は本格的グリエールチーズ入りのグジェールと、ついでにプレーンシューも焼いてクリームチーズをサンドしてみました。

「シューは膨らまないから嫌い!」なんて言わないで、なにも中には入れないから膨らみは気にしなーい。とってもおいしいので、ぜひ作ってみてくださいね。

レシピ

材料(グジェール:20〜25個)

  • バター・・・25g
  • 水・・・40ml
  • 塩・・・1g
  • 薄力粉・・・50g
  • 卵・・・Lサイズ1個
  • グリエールチーズ・・・30g(すりおろしたもの・なければパルメザンチーズで代用可)
  • ナツメグ・・・適量
  • 胡椒・・・適量

作り方

  1. 鍋にバター・水・塩を入れて火にかけ、沸騰させます。
  2. 完全にバターが溶けたら火からおろし、薄力粉を加えて木べらでよく混ぜます。
  3. 再び火にかけ、よく混ぜます。鍋底に生地がついて膜がはり、つるんと生地が離れてまとまってくればOK。
  4. 生地をボールに移し、溶き卵を数回にわけて加えていきます。加えるたびによく混ぜます。(生地はだんだん重たくなってきます)
  5. 混ざったらグリエールチーズ、ナツメグ、胡椒も加え、よく混ぜます。
  6. 絞り出し袋に移し、オーブンペーパーを敷いた天板に間隔をあけて絞り出します。大きさは約1.5cmほど。
  7. 溶き卵が残っていたら表面に塗ります。なければ指先に水をつけて表面を整えてください。(尖ったところをなくす程度)
  8. 200℃に予熱したオーブンに入れ、20〜25分ほど焼けば完成です。

今回、卵を塗ったあとに岩塩をトッピングしました。塩気が増してさらに『おつまみ』向きに仕上がりました!

グジェールの塩気は本当にワインと合うのですが、その役割は『おつまみ』だけではありません(笑)。チーズ風味のおやつとしてもおいしく食べられます。我が家の息子達も普通におやつとして食べていましたよ。

さて、グリエールチーズ・ナツメグ・胡椒を入れずにプレーンシューも焼きました。サイズは少し大きめで、焼き時間は約20分です。(生地のかたさの調整は卵でしています)

焼き上がったシューを十分冷ましてから上部をカット、レンジで少し温めてやわらかくしたkiriのクリームチーズ(ハーブ&ガーリック)をぎゅっと絞り出しています。

こちらもワインによく合う(笑)!

ただ、クリームチーズの量が多いとかなりお腹にずっしりきてしまうので注意してくださいね。少なめに入れるが基本です。